Patagonia Worn Wear
着られなくなった服を、直して売る
課題
アウトドアの服は丈夫さが身上なのに、産業は買い替えで回ってきました。 2011年、パタゴニアはニューヨーク・タイムズ紙に「このジャケットを買わないで」という広告を出します。 言葉の次に必要なのは、買わずに済む仕組みでした。
アイデア
2012年に試験導入が始まったWorn Wearは、下取り・修理・中古再販を本体の商売に組み込んだプログラムです。 着なくなった自社製品を店やオンラインで下取りし、クレジットを渡す。服はネバダ州リノの、北米最大級とされる修理センターで手入れされ、中古品として再び売られます。 修理の手引きは無償で公開され、直しながら各地を巡る「Worn Wear Tour」も続いています。 2024年には、日本でも買取が始まりました。
結果
「製品の寿命を延ばすことが、環境負荷を減らす最も重要な方法」という考えが、キャンペーンではなく常設の売り場になりました。 修理は年間数万件規模と報じられ、中古のパタゴニアが正規の棚に並び続けています。
リサーチの視点
「買うな」と言うだけなら、広告で終わります。 パタゴニアは買わない選択肢に下取りと修理という受け皿を用意し、理念を事業の形に固定しました。 言葉を仕組みで裏打ちした実例として収録しました。
- MODEL
- 捨てずに使い切る
- THEME
- 持続可能
- SOURCE
- wornwear.patagonia.com ↗
- 最終確認
- 2026.08.05