Wildlife Works
森を切らない選択に、対価を払う
課題
ケニア南部、ツァボのふたつの国立公園に挟まれた回廊では、暮らしのための伐採と炭焼きが森を削っていました。 「守れ」と言うだけでは、伐る以外の生計がない人々には届きません。
アイデア
1997年にマイク・コーチンスキーが設立したWildlife Worksは、「野生動物の隣に、仕事を」を原則に掲げました。 森を伐らないことで守られる炭素をREDD+のカーボンクレジットとして販売し、2011年、その第一号としてVCS認証のクレジットを世界で初めて発行しました(認証機関発表)。 収益の50%以上を地域とその開発に回すことを目標に掲げ、縫製工場など、森を伐らずに済む仕事もつくっています。
結果
2025年の発信では、450人のチームが働いています。 一方で2023年にはプロジェクトでの性的虐待の告発が報告され、認証機関の審査を経て、2024年に対策の実施を条件として登録が再開されました。 森を守る商いの可能性と難しさを、両方抱えて続いています。
リサーチの視点
保全と貧困の間に商いを架けると、力の偏りという新しい問題も持ち込まれます。 Wildlife Worksは30年近い先駆者であると同時に、その仕組みの倫理が問われ続ける現場でもあります。 光も影も含めて参照すべき実例として収録しました。
- MODEL
- 働く場をつくる
- THEME
- 持続可能 / ソーシャルグッド
- SOURCE
- wildlifeworks.com ↗
- 最終確認
- 2026.08.05