イギリス2011–

WikiHouse

住宅の設計図を、誰でも建てられる形で配る

課題

家づくりの知識と技術は、大きな建設会社と専門職の中に閉じてきました。 建てたい人と建てられる人の間には、資格と資本の壁があります。 気候の面でも、コンクリートと鉄に頼る建築は排出の大きな源でした。

アイデア

2011年に英国で始まったWikiHouseは、木造建築のシステムを設計図ごとオープンソースにしました。 現行の「Skylark」は、CNC加工機で0.1mm精度に切り出した合板のブロックを組み合わせる方式です。 設計ファイルは無償で公開され、地域の小さな工場が部材を作り、専門技能のないチームでも数日で組み上げられます。 改良した設計は、同じ条件で共有し返す決まり。木のブロックは断熱材で満たされ、製造時の排出より多くの炭素を蓄えるとされています。

結果

前の世代のシステムは世界各地で数百の小さな建物になり、オランダでは27棟の住宅群も生まれました(公式サイト)。 製造を担う認定ファブリケーターの網が、集中工場の代わりに広がり続けています。

リサーチの視点

住宅の高さの壁は、技術より「作り方の独占」にあります。 WikiHouseは家づくりの知識を公共財にし、製造を地域の小さな工場へ分散させました。 建築の作り方ごと配る実例として収録しました。

MODEL
作り方ごと配る
THEME
持続可能 / インクルーシブ
SOURCE
wikihouse.cc ↗
最終確認
2026.08.05

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