イギリス2016–

Toast Ale

余るパンを、ビールの原料に変える

課題

パンは、世界で最も捨てられる食品のひとつです。 サンドイッチ工場では耳が、ベーカリーでは売れ残りが、毎日大量に廃棄されています。 まだ食べられるパンの行き先が、寄付か飼料か、ごみ箱しかありませんでした。

アイデア

2016年、食品ロス問題の活動家トリストラム・スチュアートがロンドンで始めたToast Aleは、余ったパンをビールの原料に変えました。 麦芽の一部をパンで置き換えて醸造し、環境の話を抜きにしてもおいしい一杯として売ります。 利益は全額、自身が設立した食品ロス対策団体Feedbackの活動に注がれます。 レシピは公開され、世界のブルワリーや自家醸造家が同じ方法でパンを使えるようになっています。

結果

使い切ったパンは、同社の発信によれば累計390万枚を超えました。 ビールは英国から米国や南アフリカなどへ広がり、他のブルワリーとのコラボ醸造も続いています。 「もったいない」という主張が、買って飲める商品になりました。

リサーチの視点

問題提起は、関心のない人には届きません。 Toast Aleは食品ロスの主張をビールという嗜好品に翻訳し、賛同のハードルを一杯分まで下げました。 メッセージを商品に変換した実例として収録しました。

MODEL
捨てずに使い切る
THEME
持続可能
SOURCE
toastale.com ↗
最終確認
2026.08.05

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