ニカラグア2010–

Taking Root

植えた木の分だけ、農家に10年払う

課題

再植林の支援は、植えた瞬間がピークになりがちです。 苗は配られ、写真が撮られ、そして手入れされないまま枯れていく。 木が育つ10年と、農家の家計の1年は、時間の物差しが合っていませんでした。

アイデア

カナダのTaking Rootとニカラグアの現地団体が育てたCommuniTreeは、2010年にPlan Vivo認証の再植林プログラムとして登録されました。 農家は自分の畑や牧草地に在来種を混ぜて植え、コーヒーの木陰や薪、建材にもなる森を育てます。 対価は一括ではなく、生態系サービスへの支払いとして10年にわたり分割で渡ります。 木を枯らさないことが、収入を守ることと同じになる設計です。

結果

プログラムはニカラグア最大の再植林の取り組みに育ちました(公式サイト)。 参加農家は約5,000、植えられた木は2,800万本、再生中の土地は1万8千ヘクタールを超えます(同・2026年8月時点)。

リサーチの視点

自然の再生は、支払いのリズムを自然の時間に合わせられるかで決まります。 Taking Rootは対価を10年に引き延ばし、木の成長と家計を同じ時間軸に乗せました。 時間の設計で植林を「続く事業」にした実例として収録しました。

MODEL
払い方を変える
THEME
持続可能 / インクルーシブ
SOURCE
takingroot.com ↗
最終確認
2026.08.05

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