Scrapstore PlayPod
企業の廃材を、学校の遊び道具に変える
課題
小学校の休み時間は、遊具と球技だけでは持て余されがちです。 けがやいさかいを恐れて禁止が増えるほど、遊びは貧しくなります。 一方、企業からは使い道のない安全な廃材が出続けています。
アイデア
英国ブリストルの慈善団体Children’s Scrapstoreは、1980年代から企業の廃材を集めて創作と遊びに回してきました。 2007年に始めたScrapstore PlayPodは、チューブや布、タイヤといった「決まった使い方のない素材」を詰めた小屋を校庭に置く仕組みです。 背景にあるのは「ルースパーツ(動かせる部品)」の遊び論。素材の種類が多いほど、遊びの発明は増えるという考えです。 設置には、見守る大人向けのプレイワーク研修が必ずセットになります。
結果
2024年度には175のポッドに素材が届き、4万8千人を超える子どもが遊びました(年次報告)。 導入時の研究では、ポッドが開くと事故が大きく減り、昼休みのスタッフはより遊び心を持つようになったと報告されています(同団体発信)。 仕組みは英国全土から、豪州や米国にも渡りました。
リサーチの視点
子どもの創造性は、教材ではなく「未定義の素材」から立ち上がります。 PlayPodは廃材の「使い道のなさ」を、そのまま遊びの資源に読み替えました。 ごみの弱点を価値に裏返した、遊び場の実例として収録しました。
- MODEL
- ごみを製品に変える
- THEME
- 持続可能 / インクルーシブ
- SOURCE
- childrensscrapstore.co.uk ↗
- 最終確認
- 2026.08.05