オランダ2009–

Repair Café

壊れたものを、ボランティアと直して使う

課題

壊れたら捨てる。それが当たり前になるにつれ、直せる人も、直す場所も、暮らしから消えていきました。 公式サイトには「修理の技能は、あっという間に失われる」とあります。 もったいないと思う気持ちはあるのに、持っていく先がない。

アイデア

2009年、マルティーネ・ポストマがアムステルダムで最初のRepair Caféを開きました。 壊れたものを持ち寄り、ボランティアの修理人と「一緒に」直す。修理の代行はしません。 そして、運営の手引きやロゴ、保険の情報まで揃えたスターターキットを用意し、誰でも自分の街でRepair Caféを開けるようにしました。 広げているのは店舗ではなく、開き方そのものです。

結果

拠点は2024年末時点で50カ国以上・3,446カ所。この1年だけで485カ所が新たに生まれました。 修理記録が集まる公式のデータベースでは、2024年に約3.8万件が記録され、62%が直っています。 捨てるしかなかったものの前に、もうひとつの選択肢が戻りつつあります。

リサーチの視点

直す技能は、教室からではなく、直す場が消えたことで失われました。 Repair Caféは技能を教える前に「場の開き方」を配り、修理を再び日常の風景に戻しています。 作り方ごと配る、という型の軽やかな実例として収録しました。

MODEL
捨てずに使い切る
THEME
持続可能
SOURCE
repaircafe.org ↗
最終確認
2026.08.05

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