フィリピン2007–

Rags2Riches

ゴミ山の端切れを、誇れる工芸品に変えた

課題

マニラのごみ集積地のまわりでは、女性たちが端切れを編んで敷物をつくり、わずかな値で仲買人に手放していました。 働いても貧しさから出られないのは、腕のせいではなく、売り先と値付けを握れないからでした。

アイデア

2007年に始まったRags2Richesは、その編みの技術を起点に、公正な賃金とデザインの両輪で仕組みを組み直しました。 端切れの敷物は、デザイナーと組むことでバッグやファッション雑貨に生まれ変わります。 いまはマニラの木工職人や、ミンドロ島のマンヤン、レイク・セブのティボリといった各地の織り手とも組み、都市と地方の手仕事を同じ棚に載せています。 貧困から抜け出すというミッションを、会社の一行目に掲げたままです。

結果

延べ1,000人を超える職人を育ててきたと伝えられ、現在も200人を超える都市部の職人とその家族を直接支えています(国連SDGプラットフォーム登録情報)。 協働は現代アーティストから、2024年のBTSのポップアップにまで広がりました。 創業者のリース・フェルナンデス=ルイースは、ロレックス賞やフォーブスの30 Under 30に選ばれています。

リサーチの視点

手仕事の貧困は、技術の問題ではなく、価値の回路の問題です。 Rags2Richesは端切れにデザインの回路をつなぎ、織り手を「安い労働力」から「ブランドの作り手」へ移しました。 働く場をつくる型の、ごみ山の縁から始まった実例として収録しました。

MODEL
働く場をつくる
THEME
ソーシャルグッド / インクルーシブ
SOURCE
r2r.ph ↗
最終確認
2026.08.01

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