アメリカ1994–

RAFT

企業の余った資材を、教材に変える

課題

学びが最も深まるのは、手を動かすときです。 けれど工作や実験の材料は高く、予算の薄い学校ほど手が出ません。 一方、ベイエリアの企業からは、きれいな余剰資材が捨てられ続けていました。

アイデア

1994年、教師のメアリー・サイモンがサンノゼで始めたRAFTは、企業の余剰資材を教材に変える非営利です。 200社を超える企業から届く資材を仕分け、教室で使えるアイデア集やSTEAMプロジェクトのキットに再構成し、教育者に低価格で届けます。 卵を守る装置、風力発電機、回路の実験。素材の出自は廃材でも、学びの設計は本格派です。

結果

教材は数千人の教育者と、その先の10万人規模の子どもたちに届いています(公式サイト。教育者数の表記は6,000〜8,000人と幅があります)。 2020年の年次報告では、年間300トンの資材が埋立地行きを免れました。 コロナ禍には、低所得地域の学校へ7万個以上のキットを配っています。

リサーチの視点

教育格差の正体のひとつは、教材という物質の格差です。 RAFTは企業の「余り」を学びの「入口」に変換し、手を動かす授業の値段を下げました。 廃材を教育のインフラにした実例として収録しました。

MODEL
捨てずに使い切る
THEME
持続可能 / インクルーシブ
SOURCE
raft.net ↗
最終確認
2026.08.05

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