オランダ2013–

Precious Plastic

リサイクル機械の図面を、すべて無償で公開した

課題

プラスチックのリサイクルは、大きな工場と大きな回収網の仕事とされてきました。 その網からこぼれた地域では、ごみは埋められ、燃やされ、海に流れます。 小さな場所には、小さな機械が必要でした。

アイデア

2013年、デザインアカデミー・アイントホーフェンの卒業制作として、デイヴ・ハッケンスはPrecious Plasticを発表しました。 粉砕機、押出機、射出成形機。プラスチックを再生する機械一式の設計図と組み立て方を、すべて無償で公開したのです。 設計は世界中の貢献者とともに更新され、機械や再生品を売り買いできる市場「Bazar」も生まれました。 配っているのは機械ではなく、リサイクル業を始められる状態そのものです。

結果

コミュニティの地図には2,000を超える工房・組織が登録されています。 2023年には、調査に答えた組織だけで1,400トンのプラスチックが再生されました(公式レポート)。 図面は各地で組み立てられ、地域の中で回る小さなリサイクル業を世界に増やし続けています。

リサーチの視点

モノを配る支援は配った分で止まり、作り方を配る支援は勝手に増えます。 Precious Plasticは機械ではなく「機械のつくり方」を配り、リサイクルを大資本の専売から解きました。 オープンソースが産業の入口を開いた実例として収録しました。

MODEL
作り方ごと配る
THEME
持続可能 / ソーシャルグッド
SOURCE
preciousplastic.com ↗
最終確認
2026.08.01

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