ケニア2006–

One Acre Fund

種と肥料を貸して、収穫後に返してもらう

課題

アフリカの小規模農家の収穫を左右するのは、天候の前に、種と肥料です。 良い資材は植え付けの時期にまとまったお金を必要とし、その現金が、収穫前の農家には一番ありません。 買えないから穫れない。穫れないから買えない。この循環が貧しさを固定してきました。

アイデア

2006年、アンドリュー・ユーンら3人がケニア西部で始めたOne Acre Fundは、種と肥料を「前貸し」する仕組みをつくりました。 資材はクレジットで受け取り、植え付けに間に合うよう村まで届きます。研修と保険が付き、返済は収穫後まで柔軟に待ってもらえます。 公式サイトは「施しではなく、農家への投資」と言い切ります。

結果

2024年には、直接サービスと提携を合わせて550万の農家に届きました。 資材クレジットの返済率は96%。支援した農地の収入は36%増えています(2024年公式報告書)。 2023年には人道支援のヒルトン賞を受けました。

リサーチの視点

貧しさの正体が「時期のずれ」であることは少なくありません。 One Acre Fundはお金を配らず、支払いの時期を収穫の後ろへずらすことで、農家自身の力を解きました。 時間の設計で貧困を解く実例として収録しました。

MODEL
払い方を変える
THEME
ソーシャルグッド / 持続可能
SOURCE
oneacrefund.org ↗
最終確認
2026.08.05

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