オランダ2013–

The Ocean Cleanup

回収した海洋プラを製品化して、回収費用そのものを回す

課題

海に出たプラスチックは、拾うほどに遠く、深く、細かくなっていきます。 回収には莫大な費用がかかり、その費用を払い続ける仕組みがありませんでした。 「誰が払い続けるのか」が、海の掃除の一番の難問です。

アイデア

2013年、18歳のボヤン・スラットが設立したThe Ocean Cleanupは、ふたつの現場で回収を続けています。 太平洋ごみベルトでは巨大な回収システムを曳き、世界の汚染河川では「インターセプター」が海に出る前のごみを堰き止めます。 回収したプラスチックはサングラスや自動車の部材、コールドプレイの限定レコードにまで姿を変え、その売上や協業の資金が次の回収に注がれます。 拾ったごみ自身に、掃除の費用を払わせる設計です。

結果

2024年には単年で1,150万kgを回収し、それまでの全期間の合計を上回りました。 累計は2026年3月に5,000万kgへ到達しています(公式発表)。 掲げる目標は、2040年までに浮遊する海洋プラスチックの90%を取り除くこと。 回収偏重への科学的な批判も受けながら、海と川の両面から手を動かし続けています。

リサーチの視点

壮大な目標は、続ける仕組みがなければ寄付疲れで止まります。 The Ocean Cleanupは回収物を物語のある製品に変え、掃除そのものに収益の回路を持たせました。 ごみが掃除の資金源になる循環の実例として収録しました。

MODEL
ごみを製品に変える
THEME
持続可能
SOURCE
theoceancleanup.com ↗
最終確認
2026.08.01

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