Nyungu Afrika
生理用品を、農業残渣で作り替える
課題
ケニアでは、農村部の少女の65%が生理用品の入手に苦労しているという政府調査があります(2022年)。 学校を休み、あきらめる子もいる。生理の貧困は、教育の問題でもあります。 一方で使い捨てナプキンはプラスチックが多くを占め、捨てられたあとも数百年残るとされます。
アイデア
2019年、自身も既製品の肌トラブルに悩んだメアリー・ニャルアイが始めたNyungu Afrikaは、パイナップルの葉やトウモロコシの皮といった農業残渣から、生分解性の生理用品をつくります。 農家から残渣を仕入れ、地域の女性たちが製造や流通、健康教育の担い手として関わります。 安くて、土に還って、地域に仕事を残す。3つを同じ製品で満たす設計です。
結果
試験ラボでは1トンの農業残渣を処理し、1,000人を超える生徒への啓発も行ったと申請資料に記されています(MIT Solve)。 2021年にはWhat Design Can Doの「No Waste Challenge」で優勝し、国際的なアクセラレーターにも選ばれました。
リサーチの視点
生理の貧困は、価格と流通と沈黙、3つの壁でできています。 Nyungu Afrikaは地元の残渣で価格を下げ、地域の女性の手で流通と対話をつくり、3つの壁を同じ仕組みで崩しにいっています。 まだ小さな、しかし設計の純度が高い実例として収録しました。
- MODEL
- ごみを製品に変える
- THEME
- 持続可能 / ソーシャルグッド / インクルーシブ
- SOURCE
- nyungu.care ↗
- 最終確認
- 2026.08.01