日本2009–

西粟倉・森の学校

村の間伐材を、木材製品として流通させる

課題

岡山の山あいの西粟倉村は、面積のおよそ95%を森が占める、人口1,300人ほどの村です。 50年前に植えられた人工林は、木材価格の下落で手入れの費用も出ず、放置されつつありました。 2008年、村は市町村合併を選ばず、「百年の森林構想」を掲げて森で生きる道を選びます。

アイデア

その現場の担い手として2009年に生まれたのが、西粟倉・森の学校です。 間伐材や小径木を村の中で製材・加工し、無垢の床材や壁材、DIYの部材として売る。 山の資源を丸太のまま安く出すのをやめ、村の中で価値を付けてから出します。 工場は視察や体験の場でもあり、木材業を入口に、村には移住者と起業家が集まり始めました。 2023年にはエーゼロ社と合併し、いまはエーゼログループの木材事業として続いています。

結果

2015年には六次産業化のモデルとして、ウッドデザイン賞の農林水産大臣賞を受けました。 2025年には、構造材から内装材まで住宅約300棟分をFSC認証材で賄える供給体制が整っています(グループ発表)。 西粟倉村は、移住起業の村として広く知られる存在になりました。

リサーチの視点

森の再生は、林業の中だけでは完結しません。 森の学校は製材と商品化を村に取り戻し、木材の価値が上がる工程ごと村へ移しました。 資源の出口を域内につくる、という地域再生の実例として収録しました。

MODEL
地域の資源を生かす
THEME
持続可能 / ソーシャルグッド
SOURCE
morinogakko.jp ↗
最終確認
2026.08.05

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