Mikoko Pamoja
マングローブ保全を、クレジット販売で支える
課題
マングローブは魚を育て、岸を守り、大量の炭素を蓄える森です。 けれど薪や建材として伐られ、ケニア沿岸でも失われ続けてきました。 守る価値は世界のものなのに、守る負担は村のものでした。
アイデア
ガジ湾の村人たちが2013年に始めたMikoko Pamojaは、スワヒリ語で「マングローブは一緒に」。 森が吸い込む炭素をカーボンクレジットとして世界に売る、マングローブ由来では世界初の仕組みです。 約117ヘクタールの森を守り、植え直し、その吸収量が村の収入になります。 スコットランドの団体ACESが認証や販売を支え、収益は地域の組織を通じて村の暮らしに配分されます。
結果
収益は約3,500人に届く清潔な水や、700人の子どもの学用品に変わりました。 これまでに2万2千トンを超えるCO2を固定し、2017年には国連開発計画のエクエーター賞を受けています。 仕組みは隣のバンガ湾に受け継がれ、約4倍の広さの「Vanga Blue Forest」が始まりました。
リサーチの視点
保全は「伐らないでくれ」と頼むだけでは続きません。 Mikoko Pamojaは森の働きを収入に変換し、守ることを村の事業にしました。 世界の価値と村の暮らしをクレジットという回路でつないだ実例として収録しました。
- MODEL
- 払い方を変える
- THEME
- 持続可能 / ソーシャルグッド
- SOURCE
- mikokopamoja.org ↗
- 最終確認
- 2026.08.05