Manos del Uruguay
農村女性の手仕事を、世界のニットに変える
課題
1960年代のウルグアイ農村では、女性たちが現金収入を得る道がほとんどありませんでした。 羊毛の国でありながら、その価値の多くは原毛のまま外へ出ていきます。 手元にあったのは、紡ぎ、染め、編むという暮らしの技術だけでした。
アイデア
1968年、5人の女性が農村の暮らしを変えようと始めた活動が、Manos del Uruguayになりました。 いまは内陸の町や村に散らばる12の生産協同組合の連合で、職人自身が組織の所有者です。 羊毛を手で紡ぎ、手で染め、手で編む。製品には作り手の署名と土地の名前が添えられます。 2009年からは世界フェアトレード機関(WFTO)のメンバーでもあります。
結果
手染めの毛糸は世界の編み手に愛され、ニットはラルフローレンやガブリエラ・ハーストなど国際ブランドとの協働で世界へ出ています。 半世紀を超えて、農村の手仕事がウルグアイの誇りであり続けています。
リサーチの視点
支援で始まった手仕事が50年続くのは、所有の設計があるからです。 Manos del Uruguayは職人を雇うのではなく、職人が組織を持つ形を選びました。 続く工芸の背骨は所有構造にある、という実例として収録しました。
- MODEL
- 伝統の技を生業に戻す
- THEME
- 持続可能 / インクルーシブ / ソーシャルグッド
- SOURCE
- manos.com.uy ↗
- 最終確認
- 2026.08.05