Little Free Library
本を交換する小さな箱を、世界中に配る
課題
本との出会いは、家庭や地域の環境に大きく左右されます。 図書館を建てるには、お金も土地も制度も要ります。 もっと軽い「本の入口」は、長らく設計されてきませんでした。
アイデア
2009年、ウィスコンシン州のトッド・ボルは、読書好きだった亡き母を偲び、校舎の形をした小さな本箱を庭先に立てました。 「本を持っていって、本を分けあう」。決まりはそれだけの私設図書館です。 彼はこの本箱を、仕組みに変えました。設計図は無償で公開し、登録すれば誰でも「図書館の主(スチュワード)」になれる。 建て方と続け方を、キットにして配ったのです。
結果
小さな図書館は128カ国・20万カ所を超え、分けあわれた本は累計5億冊にのぼります(公式サイト)。 本の届きにくい地域へ無償で設置する助成プログラムも続いています。 創設者は2018年に亡くなりましたが、「すべての街区に図書館を」という言葉ごと、仕組みは生き続けています。
リサーチの視点
図書館を増やす一番速い方法は、図書館の定義を小さくすることでした。 Little Free Libraryは施設ではなく「主になれる仕組み」を配り、本の交換を路上の風景にしました。 作り方ごと配る型の、原型のような実例として収録しました。
- MODEL
- 作り方ごと配る
- THEME
- インクルーシブ / ソーシャルグッド
- SOURCE
- littlefreelibrary.org ↗
- 最終確認
- 2026.08.05