日本2023–

こどもごちめし

街の飲食店を、こども食堂に変える

課題

こども食堂は全国に広がりましたが、多くはボランティアの手弁当で、開けるのは月に数回という場所も少なくありません。 一方で、長期休みには約4割の家庭でこどもの食事が1日2食以下になる、という調査があります。 毎日の食事を支えるには、場所も人手も足りない。 善意はあるのに、器が追いついていませんでした。

アイデア

こどもごちめしは、新しい場所を建てるかわりに、街の飲食店をそのままこども食堂に変えます。 個人や企業の寄付を原資に、こどもはアプリのチケットを店で見せるだけで、無償や低価格の食事を受け取れます。 店は普段のメニューを普段どおりに出し、代金は寄付から支払われます。 運営するNPO法人は、この仕組みを「こども食堂のDX化」と説明します。 新しくつくったのは場所ではなく、お金と食事の流れだけです。

結果

2023年の開始から2年半で、登録者は約11万人、寄付は累計1億7,600万円を超えました。 2025年には吉野家が全国1,162店舗で年間10万食分の提供を始め、夏休みにはモスバーガーなども加わった5万食超の無償提供の枠組みが動きました。 支援の場が「特別な場所」から「いつもの店」へ移りつつあります。

リサーチの視点

支援を施設で担おうとすると、建てた分しか広がりません。 こどもごちめしは、すでにある店の日常に支払いの流れだけを重ね、街全体を器にしました。 場所ではなく、お金の流れをデザインする支援の型として収録しました。

MODEL
払い方を変える
THEME
ソーシャルグッド / インクルーシブ
SOURCE
kodomo-gochimeshi.org ↗
最終確認
2026.08.01

一覧へ戻る