エクアドル2003–

Kallari

カカオ農家が、加工から輸出まで自分で担う

課題

エクアドル・アマゾンは、香り高いナシオナル種のカカオのふるさとです。 けれど農家は豆を仲買人に手放すしかなく、チョコレートになるまでの価値の大半は、産地の外で生まれていました。 作る力はあるのに、値付けの席に着けない状態が続いていました。

アイデア

ナポ州のキチワの人々は、1997年から支援団体とともに準備を重ね、2003年に協同組合Kallariを法人化しました。 森を伐らず、カカオと果樹や薬草を混ぜて育てる伝統の畑「チャクラ」で豆を育てます。 集荷も発酵も自分たちで担い、豆のままではなく、ペーストやバター、板チョコレートまで自分たちの手で仕立てます。 買い取りは市場より高い「公正な差別化価格」。利益の生まれる工程を、村の側へ引き寄せる設計です。

結果

組合には21のコミュニティ、約850の会員が参加しています。 香り高いカカオは主にドイツやスイスへ輸出され、好況の年の収益は家々の改修や子どもたちの大学進学に変わったと現地では報じられています。

リサーチの視点

産地の貧しさは、生産力の不足ではなく、価値が生まれる工程を持てないことから来ます。 Kallariは加工と輸出の機能を村に置き、チャクラという伝統の畑をそのまま商いの基盤にしました。 価値の生まれる場所ごと取り戻す実例として収録しました。

MODEL
農家や漁師から買い取る
THEME
持続可能 / インクルーシブ
SOURCE
kallari.com.ec ↗
最終確認
2026.08.05

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