GreenWave
海藻と貝の育て方を、漁師に無償で配る
課題
ニューファンドランドのタラ漁の崩壊は、獲る漁業の限界を漁師自身に突きつけました。 創業者のブレン・スミスも、その現場にいたひとりです。 海で生き続けるには、海を使い減らさない方法が必要でした。
アイデア
2014年、スミスらが立ち上げた非営利GreenWaveは、「再生型の海洋養殖」を漁師に配っています。 ロープから海藻と貝を縦に吊るして育てる方式で、餌も肥料も要りません。 海藻は炭素と窒素を吸い、貝は水を濾し、養殖場そのものが海の生き物のすみかになります。 種から販売までを支えるオンラインの「Ocean Farming Hub」は無料で公開され、研修や販路づくりも併走します。
結果
研修と支援を受けた養殖家や技術者は900人を超え、オンラインの利用者は2,500人以上。目標は1万人です(公式サイト)。 海藻の気候への働きに直接お金を払う「ケルプ気候基金」も始まり、養殖家への支払いが積み上がっています。
リサーチの視点
獲る漁業から育てる漁業への転身には、技術と初期費用と売り先、3つの壁があります。 GreenWaveはその3つを一式にして配り、転身を個人の冒険から選べる職業に変えました。 生業の乗り換えを設計した実例として収録しました。
- MODEL
- 作り方ごと配る
- THEME
- 持続可能 / インクルーシブ
- SOURCE
- greenwave.org ↗
- 最終確認
- 2026.08.05