格外農品
規格外の果物を、農家を支える加工品に変える
課題
農産物は、味ではなく見た目と大きさで選別されます。 規格から外れた「格外品」は、有機栽培などでは収穫の3割に達することもあると同社は説明します。 味は同じなのに、市場に乗れない。捨てるか、二束三文で手放すかの二択でした。
アイデア
2015年、游子昂と林雅文が始めた格外農品は、規格外品を市場価格に近い値段で農家から買い取ります。 買い叩かないことが設計の核です。安く仕入れて安く売れば、規格外品は「安物」のままだからです。 果実はジャムや炭酸麦芽飲料に、柑橘の皮は台所まわりの清潔用品へ。見た目が関係なくなるかたちに加工して売ります。 掲げる理念は「有好內涵,就有好出路」。良い中身には、良い行き先がある。
結果
年に平均13トンの格外品を引き受け、農家の収益を平均2割高めてきたと同社は公表しています。 2019年にはジャムが英国のグレイトテイスト賞を受け、2025年には台湾の創櫃板に登録されました。 規格外は「訳あり」ではなく、ひとつのブランドになりつつあります。
リサーチの視点
規格外品の問題は、品質ではなく、評価軸がひとつしかないことにあります。 格外農品は商品を見た目の軸から中身の軸へ移し替え、廃棄を商いに変えました。 評価軸のかけ替えでロスを解く実例として収録しました。
- MODEL
- 農家や漁師から買い取る
- THEME
- 持続可能 / ソーシャルグッド
- SOURCE
- goodwillfoods.com ↗
- 最終確認
- 2026.08.01