アメリカ2014–

Global Nature Watch

森林の伐採を、衛星で毎日見張る

課題

森は、伐られたことに気づかれないまま消えていきます。 違法伐採の監視は現地のパトロールに頼り、広大な熱帯林ではまるで追いつきませんでした。 「測れないものは守れない」が、森林保全の現実でした。

アイデア

世界資源研究所(WRI)は1997年に森林監視の取り組みを始め、2014年、Googleらと組んでオンラインの地図「Global Forest Watch」に進化させました。 衛星がとらえた樹冠の損失は30m四方の解像度で検出され、伐採アラートも含めてすべて無償で公開されます。 政府も、NGOも、先住民コミュニティも、同じ地図で世界の森を見張れるようになりました。 2026年には対象を草地や農地へ広げ、「Global Nature Watch」と名を改めています。

結果

2014年の公開以来、世界のすべての国から900万人以上が訪れました(公式サイト)。 ペルーのアマゾンでは、アラートを使った先住民コミュニティの監視で、初年度の伐採が52%減ったという研究も報告されています。

リサーチの視点

「測れないものは管理できない」の裏返しが、この仕組みの思想です。 Global Nature Watchは測る力を無償で配り、森を守る主体を専門機関から現地の人々へ広げました。 データの公共財化が保全の担い手を増やす実例として収録しました。

MODEL
作り方ごと配る
THEME
持続可能 / ソーシャルグッド
SOURCE
globalnaturewatch.org ↗
最終確認
2026.08.05

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