アメリカ2003–

Freecycle Network

いらないものを、タダで近所に譲る

課題

まだ使えるものでも、捨てるほうが譲るより簡単な社会になっていました。 売るには安すぎ、寄付するには手間がかかる。 その隙間で、良品が毎日、埋立地へ運ばれていきます。

アイデア

2003年5月、アリゾナ州ツーソンのデロン・ビールが、友人30〜40人に一通のメールを送りました。 The Freecycle Networkのルールはひとつだけ。「無償で、合法で、誰にでも適切なもの」を、近所の人に譲ること。 地域ごとのグループをボランティアのモデレーターが世話し、参加はいつでも無料です。 仕組みは20年以上、メーリングリスト時代の簡素さを保っています。

結果

参加者は世界110カ国以上・1,200万人超、地域グループは5,300を数えます(公式サイト・2026年8月時点)。 公式サイトによれば、いまも1日1,000トン以上のモノが埋立地行きを免れています。 「freecycleする」という動詞はオックスフォード英語辞典にも収録されました(団体自身は商標保護のため動詞使用を勧めていません)。

リサーチの視点

循環の仕組みは、複雑になるほど参加の壁が上がります。 Freecycleは「タダで譲る」以外のすべてを削ぎ落とし、単純さそのものを広がりの源にしました。 ルールをひとつに絞った設計の実例として収録しました。

MODEL
捨てずに使い切る
THEME
持続可能
SOURCE
freecycle.org ↗
最終確認
2026.08.05

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