日本2004–

フローレンス

月会費で、子どもの発熱リスクを分け合う

課題

子どもは、いちばん困る日に熱を出します。 保育園は病児を預かれず、親は仕事を休むたびに、職場での立場を少しずつ削られていきます。 「仕事と子育ての両立」の一番もろい部分が、ここにありました。

アイデア

2004年に駒崎弘樹が創業したフローレンスは、翌2005年、日本初の「共済型・訪問型」の病児保育を始めました。 会員の家庭が月会費を出し合い、子どもが熱を出した朝は、保育スタッフが自宅に駆けつけます。 発熱は誰にでも起きるのに、いつ起きるかは読めない。だから保険のように、皆で備える設計です。 前日夜までの予約への派遣率は97.5%。ひとり親家庭には、寄付を原資にした低料金のプランも用意されています。

結果

病児保育の対応は、累計約14万件にのぼります(2025年3月末時点)。 事業は小規模保育や障害児・医療的ケア児の保育、こども宅食、赤ちゃん縁組へと広がり、小規模保育の国の制度化にも提言を重ねてきました。

リサーチの視点

福祉の空白は、需要が「たまにしか起きない」ところに生まれます。 フローレンスは読めないリスクを共済の設計で束ね、一軒ずつでは成り立たない保育を事業にしました。 リスクの分かち合いを商いの形にした実例として収録しました。

MODEL
払い方を変える
THEME
インクルーシブ / ソーシャルグッド
SOURCE
florence.or.jp ↗
最終確認
2026.08.05

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