日本2009–

ファーメンステーション

休耕田の米や食品残渣を、発酵で価値に変える

課題

使われなくなった田んぼ、搾ったあとのりんご、余った米ぬか。 地域には「まだ使えるのに出口のない資源」が積み上がっています。 捨てるにはもったいなく、運ぶには安すぎる。未利用資源の多くは、この中途半端さの中にあります。

アイデア

2009年に酒井里奈が設立したファーメンステーションは、発酵を「未利用資源の変換装置」として使います。 岩手・奥州の休耕田で育てた有機米を発酵・蒸留してエタノールや化粧品原料に変え、蒸留後のもろみ粕は鶏や牛の餌に、その糞は田の堆肥に還ります。 ごみの出ない、小さな循環です。 同じ仕組みで、りんごの搾り残さや柚子の皮、米ぬかなど、扱った未利用資源は100種を超えました(同社発表)。

結果

原料は宝酒造のサワーやポーラの化粧品、セブン-イレブンのスムージーにまで採用されています。 2022年には国内スタートアップとして初めてB Corp認証を取得し、2025年の再認証ではスコアを大きく伸ばしました。

リサーチの視点

未利用資源の壁は、技術より「小さく分散していること」にあります。 ファーメンステーションは発酵という汎用の変換装置を軸に、種類の違う残渣を同じ回路に乗せました。 地域の端材を原料に変えるプラットフォームの実例として収録しました。

MODEL
地域の資源を生かす
THEME
持続可能
SOURCE
fermenstation.co.jp ↗
最終確認
2026.08.01

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