ネパール1995–

FECOFUN

森の収益の一部を、貧しい世帯に回す

課題

かつてネパールの山々は、伐採と過放牧で裸になりつつありました。 国が森を囲って守ろうとしても、森に暮らしを頼る人々を締め出すだけでは、荒廃は止まりません。 1993年の森林法で、国有林を地域の利用者グループに委ねる道が開かれました。

アイデア

FECOFUNは1995年、その森林ユーザーグループたちが束になってつくった連盟です。 森を使う人々の声を政策の場へ届け、権利を守り、グループの運営の力を育てる。 役員の半数を女性とする決まりの徹底など、森の自治が公正に回るよう支え続けています。 森の守り手は行政ではなく、森のそばに住む利用者自身です。

結果

連盟には2万3千を超えるグループ、約319万世帯が加わっています(公式サイト)。 NASAの分析によれば、ネパールの森林被覆率は1992年の26%から2016年には45%へ、ほぼ倍増しました。 ネパールのコミュニティ林業は、参加型の資源管理の世界的なモデルとして参照されています。

リサーチの視点

森を守る確かな方法は、囲うことではなく、使う人に任せて束ねることでした。 FECOFUNは無数の小さな自治を全国の声に変え、制度と現場の間を往復し続けています。 利用者の連合そのものが保全の主体になる、という実例として収録しました。

MODEL
地域の資源を生かす
THEME
持続可能 / インクルーシブ / ソーシャルグッド
SOURCE
fecofun.org.np ↗
最終確認
2026.08.05

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