レバノン2017–

FabricAID

集めた古着を、手の届く価格で循環させる

課題

レバノンには、シリア難民を含む多くの人が、服を買う余裕のない暮らしをしています。 一方で古着の寄付は仕分けが追いつかず、必要な人に必要なかたちで届いていませんでした。 善意はあるのに、流通がない状態でした。

アイデア

2017年、22歳のオマール・イタニが始めたFabricAIDは、古着に小売の仕組みを持ち込みました。 NGOや回収ボックスから古着を集め、細かく仕分け、洗い、アイロンをかけて商品に戻します。 売り場は所得層ごとに分かれ、最も安い店では1点1ドル前後。施しではなく、選んで買える買い物として届けます。 傷んだ服は、アップサイクルのコレクションや企業グッズに変わります。

結果

回収と販売の網はレバノンからヨルダンへ広がり、届けた古着は数十万点の規模にのぼります(各種報道)。 創業者は2019年、国連環境計画の「Young Champion of the Earth」に選ばれました。

リサーチの視点

支援物資の最大の敵は、雑に届くことです。 FabricAIDは古着に仕分けと売り場という小売の丁寧さを与え、受け取る人に「客」としての選択肢を返しました。 施しを買い物に変えた実例として収録しました。

MODEL
捨てずに使い切る
THEME
持続可能 / ソーシャルグッド / インクルーシブ
SOURCE
fabricaid.me ↗
最終確認
2026.08.01

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