Fundación En Vía
観光ツアーの収益を、無利子の融資に変える
課題
オアハカ近郊の村の女性たちには、織物や料理といった商いの種があっても、元手を借りる道がありません。 信用履歴も担保もない人に、銀行は貸しません。 マイクロファイナンスの多くも、高い金利という別の重さを連れてきます。
アイデア
2008年に試行が始まり、2010年に設立されたEn Víaは、融資の原資を観光でつくります。 旅行者は参加費を払って村を訪ね、織り手や料理人の仕事場で話を聞く。 その参加費が無利子・無担保の融資になり、訪ねた先の女性たちに渡ります。 借り手は3人ひと組の連帯方式で、融資の前に8回の事業講座を受けます。 観光が、施しではなく、商いの元手を運ぶ回路になっています。
結果
トラコルーラ渓谷の5つのコミュニティで、約200人の女性が事業を営んでいます(公式サイト)。 織物、養鶏、店の経営、トルティーヤづくり。融資と講座は、いまも観光の収益で回り続けています。
リサーチの視点
観光は、消費で終わらせれば通り過ぎるだけの産業です。 En Víaは旅行者の支払いに「貸す」という第二の仕事を与え、訪ねることと支えることを一致させました。 体験の対価を地域の資本に変える設計として収録しました。
- MODEL
- 払い方を変える
- THEME
- インクルーシブ / ソーシャルグッド
- SOURCE
- envia.org ↗
- 最終確認
- 2026.08.05