バハマ2015–

Coral Vita

サンゴの再生を、有料サービスとして売る

課題

サンゴ礁は海の生き物の宝庫であり、沿岸を波から守る防波堤でもあります。 けれどその再生は、研究機関やNPOの助成に頼るのが常で、資金が切れれば止まりました。 守る側にお金が入り続ける仕組みがなければ、海の回復は続きません。

アイデア

イェール大学の同級生ふたりが構想したCoral Vitaは、バハマのグランドバハマ島に「陸上のサンゴ農園」を構えました。 サンゴを細かく分割して成長を速める手法と、高い水温に耐える個体を選んで育てる手法を組み合わせ、海に還すサンゴを陸で育てます。 成長の速さは自然の数十倍。再生は寄付ではなく、必要とする相手へのサービスとして販売されます。 サンゴの里親プログラムや農園ツアーも、収益の入り口です。

結果

2019年、開園の直後にハリケーン・ドリアンが農園を直撃しましたが、翌年に再建しました。 これまでに10万を超えるサンゴを植え、2021年には英王室が創設した環境賞アースショット賞を受賞。 2025年には、サンゴ再生企業として初めてのシリーズA調達(800万ドル超)を発表しています。

リサーチの視点

「守るべきだ」という正しさは、それだけでは資金繰りになりません。 Coral Vitaは再生そのものを売り物に変え、サンゴが増えるほど事業も続く向きに揃えました。 保全を商いにする型の、海での実例として収録しました。

MODEL
守ることを商いにする
THEME
持続可能
SOURCE
coralvita.co ↗
最終確認
2026.08.05

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