ブラジル1987–

Coopa-Roca

ファベーラの手仕事を、モードの生産地に変えた

課題

ロシーニャは、リオデジャネイロ最大のファベーラです。 女性たちには裁縫と手芸の腕がありましたが、それが正当に評価される市場は、丘の外にありました。 場所の名前が、仕事の値段を決めてしまう状態でした。

アイデア

1981年、教育者パウロ・フレイレに触発されたマリア・テレザ・レアルがロシーニャに通い始め、1987年、縫製協同組合Coopa-Rocaが生まれました。 フシコやクロシェ、パッチワークといったブラジルの伝統手芸を、端切れとともに現代のファッションへつなぎます。 組合はカルロス・ミエレやオスクレン、ラコステといったブランドの仕事を受け、ファベーラの手を「モードの生産地」に変えました。

結果

最盛期には100人を超える女性が参加し、作品は英国やフランスなど欧州の展示やショーにも出ました。 2015年ごろの経済危機と治安悪化で活動は縮みましたが、2017年から対象をリオ全域の低所得地域へ広げるかたちで再建され、いまも続いています。

リサーチの視点

場所の名前が偏見になるとき、それを覆すのは仕事の質だけです。 Coopa-Rocaは手仕事の質でモードの現場に立ち、危機のあとは枠組みを広げて生き直しました。 浮き沈みごと参照できる、都市の手仕事の実例として収録しました。

MODEL
働く場をつくる
THEME
ソーシャルグッド / インクルーシブ
SOURCE
coopa-roca.com.br ↗
最終確認
2026.08.01

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