イギリス1998–

Community Wood Recycling

廃木材の回収を、雇用の機会に変える

課題

建設現場では、まだ使える木材が解体のたびに埋立地へ送られていました。 1998年、ブライトンのリチャード・メメドは、娘の遊び小屋を作ろうとして、その山に気づきます。 もったいないだけではなく、そこには仕事の種がありました。

アイデア

彼が始めた木材リサイクルの社会的企業は2003年に全国組織となり、いまは英国全土24の社会的企業のネットワークです。 モデルの核は「儲かる回収」。建設会社からコンテナ処分より2〜3割安い料金で廃木材を引き取り、大きな材はそのまま再販、小さな材は製品や薪にします。 回収から店番までの仕事が、失業状態にある人たちの就労と訓練の機会になります。 助成金ではなく、回収料と販売が事業を支えます。

結果

2025年には2万1千トンの木材を回収し、36%を再利用に回しました(年次報告)。 600人の地域の人々に就労と訓練の機会を提供し、205人の雇用を支えています(同)。 大手建設会社からの推薦が並び、リビングウェイジ雇用主の認定も受けています。

リサーチの視点

社会的企業の弱点は、善意の値引きで自分の首を絞めることです。 Community Wood Recyclingは「安く引き取り、きちんと請求する」商売の設計で、雇用の場を助成金から独立させました。 回収そのものを黒字にした実例として収録しました。

MODEL
働く場をつくる
THEME
持続可能 / インクルーシブ
SOURCE
communitywoodrecycling.org.uk ↗
最終確認
2026.08.01

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