Cafe330
精神障害からの回復の場を、働く現場に変えた
課題
精神障害からの回復の道のりで、いちばん高い段差は「働く」に戻るところにあります。 ブランクへの不安と、受け入れる職場の少なさ。 訓練の場は、現実の客商売から遠くなりがちでした。
アイデア
香港で60年続く精神保健の団体、新生精神康復會は2011年、沙田の病院に最初のcafe330を開きました。 「330」は広東語で「身・心・霊」に通じる語呂合わせです。 回復した人たちがバリスタや接客を担い、本物のお客の前で働く経験を積みます。 店は病院や大学の中にあり、コーヒーを飲むことがそのまま、回復への理解と応援になります。
結果
cafe330は病院4カ所と香港大学に広がり、農産物や雑貨など「330」を冠する社会的企業群の一員として続いています。 運営母体は2025年、創立60周年を迎えました。
リサーチの視点
就労訓練は、守られた場だけでは仕上がりません。 cafe330は病院という安心の場所に「本物の店」を置き、訓練と社会の接点を一枚にしました。 回復の途中に働く場を差し込んだ実例として収録しました。
- MODEL
- 働く場をつくる
- THEME
- インクルーシブ / ソーシャルグッド
- SOURCE
- nlpra.org.hk ↗
- 最終確認
- 2026.08.01