Barefoot College
文字が読めない祖母を、ソーラー技師に育てる
課題
電気の来ない村に外から技師を送っても、その人はいつか帰ってしまいます。 若者を都会で訓練すれば、多くはそのまま都会に残ります。 技術を「届ける」ことはできても、「根づかせる」ことが難しい。 1972年、ラジャスタン州の村ティロニアに生まれたBarefoot Collegeは、この問いに向き合い続けてきました。
アイデア
彼らが招くのは、世界の農村に暮らす、読み書きのできない女性たちです。 創設者のバンカー・ロイは、若者や男性は訓練を終えると村を出てしまうが、祖母たちは村に残り続ける、と語っています。 6カ月の訓練で太陽光発電の技師に育て、機材とともに村へ帰す。 言葉の通じない教室では、色分けした配線と身振りが共通言語になります。 掲げるのは、村にある知恵と技能を村の発展のために使う、というガンジーの思想です。
結果
これまでに96カ国から1,708人の女性が訓練を受け、75,000を超える世帯に明かりが灯りました。 インド外務省の協力プログラムとも連携し、灯油の消費はおよそ4,500万リットル減っています。 訓練を終えた女性たちは、技師として、次の教え手として、その村に残り続けます。
リサーチの視点
支援の失敗の多くは、技術ではなく「誰に渡すか」の見立てで起きます。 Barefoot Collegeは、学歴から最も遠いとされた人を、最も離れない担い手として選び直しました。 配る先の設計が定着を決める、という実例として収録しました。
- MODEL
- 作り方ごと配る
- THEME
- 持続可能 / インクルーシブ / ソーシャルグッド
- SOURCE
- barefoot.college ↗
- 最終確認
- 2026.08.05