ペルー2009–

Awamaki

途絶えかけた織物技術を、観光と収入に変えた

課題

アンデスの村々の織物は、母から娘へ受け継がれてきた技術です。 けれど観光の恩恵は谷の中心に集中し、山あいの村の織り手には届きませんでした。 先に支援していた団体は経営難で解散し、せっかくの取引も途切れかけます。

アイデア

2009年、その活動を引き継ぐかたちで、ケネディ・リーヴェンスとミゲル・ガルドがAwamakiを設立しました。 クスコ近郊の聖なる谷で女性たちの協同組合と組み、織物のフェアトレード販売と、織り手の村を訪ねるツーリズムを両輪にしています。 特徴は「卒業」を目標にしていること。法人化、品質管理、海外バイヤーとの直接取引と段階を踏み、組合がAwamakiなしで商売できるようになったら、支援は終わります。

結果

いまは9つの協同組合、約180人の女性たちと協働しています(公式サイト)。 2014年からは米国のフェアトレード連合(FTF)の会員です。 工芸と観光というふたつの収入源が、村を出ずに稼ぐ道を支えています。

リサーチの視点

支援の成功を「規模」ではなく「不要になること」で測る団体は多くありません。 Awamakiは自らの退場を設計に組み込み、依存ではなく自立を出口にしました。 支援の終わり方をデザインした実例として収録しました。

MODEL
伝統の技を生業に戻す
THEME
ソーシャルグッド / 持続可能
SOURCE
awamaki.org ↗
最終確認
2026.08.01

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