フランス2016–

Atelier LUMA

土地の廃棄物を、土地の建材に変える

課題

建材や素材は、遠くから運ばれてくるのが当たり前になりました。 その足元で、外来植物は駆除され、農業の副産物は捨てられ、土地の資源は「使い道のないもの」として扱われています。 南仏アルルの文化施設LUMA Arlesは2016年、この足元を研究対象にするラボを設けました。

アイデア

Atelier LUMAは、アルル周辺の生態圏にある素材だけを見つめ直す、バイオリージョナルデザインの研究拠点です。 ひまわり油の副産物である茎はパネルに、カマルグの塩は結晶の壁材に、藻類は染料やバイオプラスチックに。 アルル産のメリノ羊毛は、地域の工場網で織物になります。 農家や職人と組み、素材の実験を土地の産業へ接続していきます。

結果

2023年には、使われなくなった鉄道修理工場を自らの開発素材で改修した拠点「Le Magasin Électrique」が開きました。 改修は建築集団ASSEMBLE、BC architectsとの共同設計で、欧州の建築賞EUmies Awards 2026のファイナリストに選ばれています。 開発された素材は展示物ではなく、自分たちの床や壁として使われ続けています。

リサーチの視点

土地の素材でつくることを徹底しようとすると、研究と実装の両方が要ります。 Atelier LUMAは、開発した素材を自らの建物で引き受けることで、実験を実証に変えました。 土地の資源目録をデザインの語彙に変える動き方として収録しました。

MODEL
地域の資源を生かす
THEME
持続可能 / ソーシャルグッド
SOURCE
luma.org ↗
最終確認
2026.08.01

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