アメリカ1888–

AMCハットシステム

宿泊料で、山小屋そのものを維持する

課題

山を守るお金は、いつも足りません。 税や寄付だけに頼る保全は、景気と政治に揺さぶられます。 19世紀の米国で、山を歩く人々は、自分たちで続く仕組みをつくる必要がありました。

アイデア

1876年に生まれた米国最古の野外団体、アパラチアン・マウンテン・クラブ(AMC)は、1888年、ホワイトマウンテンズに最初の山小屋を建てました。 いまは8つの小屋が、歩いて1日の間隔で稜線をつなぎます。 食材はクルーが背負って上げ、電気は太陽から、トイレはコンポスト。 宿泊料は会費や寄付とともに非営利のAMCの財源となり、1,800マイルを超えるトレイルの整備と山の保全に還ります。

結果

小屋は138年間、灯りを絶やしていません。 シーズンには最大3万人泊を受け入れると報じられ、小屋から小屋へ泊まり歩く「ハット・トゥ・ハット」の文化そのものが、山を守る資金の回路になっています。

リサーチの視点

保全を長く続ける秘訣は、楽しみの中に財源を埋め込むことでした。 AMCの山小屋は、泊まるという体験の対価を1世紀以上、山へ還し続けています。 守ることを商いにする型の、最も古い実例として収録しました。

MODEL
守ることを商いにする
THEME
持続可能
SOURCE
outdoors.org ↗
最終確認
2026.08.05

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